※この記事は、小学館 Suits womanに掲載していた記事です。サイト閉鎖に伴い、許可をいただき転載しています。
※2018年9月の記事です。
最終的にお見合いアプリで知り合った人と結婚した私ですが、実はお見合いアプリ以外にも色々婚活をしていました。合コン、街コン、パーティーなど……。
しかし、そのどれもがうまくいかず彼氏はおろか、好きな人すら出来ませんでした!
当時を振り返りながら、今だからわかるその“惨敗の理由”をひも解いてみたいと思います。
ド・定番合コンにて
合コンでうまくいく男女。
中高と女子校で、その後真面目すぎる美術系大学に進学した私は、新卒で広告代理店に入社した22歳の時に初めて合コンというものに参加しました。
その後25歳前後をピークに、何度も合コンに足を運びました。
……が、合コンをきっかけに誰かと付き合ったり、好きになったりしたことは一度もありませんでした。
途中からは「私は合コンに来るようなタイプの男性は好きじゃないからしょうがない!」と、悟りと言うよりもほとんど諦めのような気持ちで参加していました。
色々参加してきてわかったのは、合コンでうまくいくのは、“たった2、3時間の間にもわかるくらい、わかりやすい良い女or良い男”だということです。
男性の場合は、清潔感があって話が完結でほどよくユーモアがあること。女性の場合は、良い意味で個性的ではないこと(女子アナのような外見)、聞き上手でたまーに話す相づちや質問への回答がかわいらしいこと。
それとは全く逆で、お酒が回ると赤提灯でくだを巻いているおじさんのように話し続ける私は、合コン後にもらう“今日はありがとうございましたメール”のほとんどが次へ繋がらない社交辞令メールだったのです。
さらに良くないと自覚していたことは、女子校出身のせいか、常に「男性には負けたくない」という意識があり、仕事の話でもプライベートの話でも、ついつい男性に対抗して話をしてしまうクセがあったことです。
当時から、「女は聞き上手の方がモテる」となんとなくわかっていたのですが、自分の奥底からわき上がる闘争本能に逆らえず惨敗し続けたのです……。
そして、合コンは28歳を境目に一気に回数が減りました。なぜなんだろうと周りを見回してみたら、それまで「合コンやろうぜー!」と先だって幹事をやっていたタイプの人がみんな結婚してしまっていたのでした。
友人と2人で参加した街コンにて
街コンで求められる強いハート。
街コンが出始めてわりと早い時期に、面白半分で友人と2人で参加しました。
忘れもしない三軒茶屋での街コンです。
街コンは主催団体によって色々ルールやシステムが違うそうですが、私が参加した街コンは最初の席が決まっていました。そこで30分くらい2対2で話をした後は、イベントに提携している周囲の飲食店10軒くらいのどこに移動しても良いというものでした。
1軒目で同席した2名の男性は私たち女性より一回りくらい上の年齢の方々でした。何を話したのか詳細は覚えていないのですが、とにかく話があまり盛り上がらず、社交辞令的にLINEを交換し、そそくさと店を後にしました。
「同年代の人と話したいね〜」と言いながら、すぐ近くの2軒目、3軒目を覗くも、スペインバルっぽい立ち飲みのカジュアルな店内はすでに満員でお客さん同士が打ち解け合いすぎていて、一目で“入れない雰囲気”でした。
若干人見知りで、盛り上がっている人や常連っぽいノリの人を見ると逃げ出してしまいたくなる私には、到底入ることが出来ませんでした。
少し離れたお店に入ると、そこにはまさかの知り合いが!
見慣れた顔の会社の先輩に「あれ?にっさと何してんの?一緒に飲もうぜー」と言われると、すっかり安心してしまい、“街コン”という婚活が目的のイベントの趣旨をすっかり忘れ、そのまま普通の飲み会を楽しんで帰りました。
それ以来、私が街コンに行くことはありませんでした……。
異業種交流会という名のパーティーにて
パッと見が、すでに違う……!
「今度○○でいろんな人が集まるパーティーがあるんだけど、一緒に行かない?」と友人に誘われて、何度かパーティーに出席しました。 いわゆる“婚活パーティー”のように名札をつけることも無ければ、誰かを紹介されることも無い、超自由演技を求められる立食パーティーでした。
人々の様子を眺めていると、一応“異業種交流会”という名前の通り、名刺を交換して話し始めているのですが、まぁ、どう考えても男女の出会いが主たる目的のパーティーには違いありませんでした。 ここでも合コンと同様に“女性としてのわかりやすさ”が必要となってきます。だいたい男女が輪になって話をしている中にいる女性は、少し控えめな結婚式の二次会のような見た目でした。
そんな男女の話を遠巻きに見ながら友人と「今日のパーティー、なんかよくわかんないパーティーだね〜」と笑いながら一通り飲んで食べて「疲れちゃったし、お店に移動しない〜?」と、ほとんど誰とも話さずにその場を後にするのでした。
合コンやパーティーで輪に入れるような、わかりやすい女性になることに対して「ああいうの無理だわ……」と、アレルギーすら感じ始めていたので、だんだんとパーティー自体が嫌いになってしまい、挙げ句の果てには会社の忘年会(立食パーティー)ですら「こんばんわー」とみんなに一通りあいさつをしてから、忍者のように誰にもわからないようにサッと帰るようになりました……。
年齢を重ねるごとに、知らない人が大人数で集まる場所が苦手になってしまい、今では5人以上の飲み会にはあまり行きたくないなぁと思うほどです。 結局大勢とその場を共にしても、1人1人とじっくり話が出来るわけでもなく、その場限りの話だけで終わってしまうからです。合コンやパーティーで同じ場にいた人の中にも、きっと1人や2人くらいは私と気が合う人がいたかもしれませんが、そこに至るまでの過程(つまり、話しかけたくなるようなわかりやすさ)を一切拒否してしまっていたが為に、彼らと知り合うことはありませんでした。
その点、お見合いアプリでは趣味や仕事への考え方、将来のことなどから相手を知ることが出来るので、私には向いていたのだと思います。
後編の漫画では、合コンでの私の失敗体験をいくつかご紹介します。合コンでうまくいかないなぁと思う方は、思い当たるかもしれません……。是非後半もお楽しみに〜!
合コンで、その場があまり盛り上がっていないなという印象を受けると「ここは、私がなんとか盛り上げて、みんなに楽しい時間を過ごしてもらわねば!」と思い、盛り上げ役モードになってしまいました。そのかいあってか、その合コンで知り合った人とその後友人は個別にごはんに行っていました。もちろん、盛り上げ役はモテるはずもないのですが、それでも「友人が良い感じになったから、やっぱりやって良かったんだ」と間違った確信を持ってしまうのでした……。
一方、男性側がノリノリの人ばかり来ると、一気に引いてしまい、「合コン慣れしてる人って苦手」とか「相手の思うツボになりたくない」などと考え、口ごもってしまう始末。
合コンに行ったのに、男性よりも女性と仲良くなることが多いほどでした。
「自分に合った人は、いつになったら私の前に現れるんだろう」と思いながら合コンを重ねていた私には、やはり相手のプロフィールから探せる“お見合いアプリ”がピッタリだったんだと思います。
なので、合コンでうまくいかないなぁと思うあなたには是非お見合いアプリをオススメします!
Comments